オビツ21-01ヘッドをピュアニーモボディに乗せるには、ピュアニーモボディの首パーツを細くする加工をします。

まずは、ドライヤーでピュアニーモの首周辺を暖めます。ほんのり温まるぐらいで引っ張れば抜けてしまいます。ピュアニーモは首パーツがボールジョイント状であり、他社とは違ってピンなどで止まっていません。

注意!:無理に引き抜かない。首の破損例もありますので、きつい場合無理をせず、通常の引っ張り具合?で抜けるようになるまで、暖めなおすのがいいかと思います。


抜いたパーツ↓
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ヘッドを差し込む部分の直径が、ツバ状に円形になった最大径の部分で9.5mmあります。これを大体7.5mmに削り込むわけです。

まずは荒めの紙やすり(この例では80番)で差込部の四方に出た突起部分を、削っていきます。 
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こんな感じで下に敷いた紙やすりの上に突起部分をあてて、画像だと左右の方向に、ごりごり…
大体1mm程度削り落とすのを目安に。

そうして削り終わると、ツバ状の円形部分が正方形?っぽく変形してますよね。今度はそこを円形にするために、角になった部分を削って丸くしていきます。
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角になった部分を丸くするように削って、最後はこのように紙やすりを丸めてその中でジョイントパーツをくるくる回すようにして円形に整えていきます。

直径が最大径のツバ状部分で7.5~8mmになったのを確認したら、今度は240~400番程度の紙やすりで研磨し、表面を整えてください。

注意!:ボディ本体に接続するボールジョイント(球状)部分は絶対に削らないでください。画像下の球状部分です。ボディに入っても直ぐ抜けるようになっちゃうかと思います。


で、これで完成!↓
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一枚目の画像と比較してください、細くなってるのがわかりますか?

あとは外したときと同様、首パーツと本体首部分を暖めて、パーツをくぼみにパチンと入れるだけです。

こうなります↓
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もう服着せちゃったあとの画像です。すみません…

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21-01ヘッドが無理せず載せられるようになりました!これで完成ですね。
いつも思うのですが、ドールは組みあがった瞬間、突然生きてきますね。

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ベランダにホタルブクロが咲いていたので、一緒にパチリ。
ヘッドはローズスフィアさまのカスタム品です。表情を見ていてリアルクローズよりもこのような格好のほうがお似合いな気がしましたので、手持ちの巫女装束を着せてみました^^(巫女服は正式な着せ方がわからず、悩んでいますが…)



以下、追記になります。

このページを参考にされた他サイト様において、削るのがえらい大変であるかのような書き込みを拝見しました。

たしかにちっちゃい首パーツ保持しながら削るのは楽ではないですが、作業時間そのものは自分の場合苦にならない範囲で終わってます。

なので、作業効率に問題があったかもしれない点を書いてみようと思います。

画像2枚目:
これの写しかたがいまいち悪かったかもしれないのですが、実際の作業では下に敷いた紙やすりを左手で保持しながら、右手でパーツをこすり付けてます。
鰹節削り器みたいな感じでしょうか…
あと、やすりの番手は記述のように80番です。細かい(数字の大きい)物は仕上げには使いますが、大きく形を変えるときはこのくらい荒いものじゃないと時間がかかって仕方ありません。

場合によっては、金やすり使ってもいいのですが、どうしても爪も削りながらの作業になっちゃいますね><
ただよく削れます。

素体を弄るかヘッドを弄るかに関してですが、カスタムヘッドの流通量はアニメ顔タイプは圧倒的にオビツ21-01であり、代えのきかないオリジナルペイントヘッドに修復不可能な加工を施すよりは素体側をいじるほうが安全なはずです。
自分はアゾンドールにはそのままのピュアニーモ素体を、オビツ用にはオビツ用加工済みピュアニーモ素体と、素体のほうで用途を振り分けたものを複数持つようにしております。